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■山口県萩市、明治維新胎動之地 その1 [旅]

連休前半に一泊で山口県の萩に行ってきました。

去年の鳥取島根ツーリングで萩市まで行こうかなと思ってたんですが、大山周辺でいいか…と
なったので萩市までは行きませんでした。

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バイクではちと遠いので大阪~萩行きの夜行バス「カルスト号」にて出発。
3列シートなので快適な方、とは言えやっぱり夜行バスでは熟睡できない……

PSPにいくつかのラジオと映画を詰め込んで、暇潰し。
あべの橋を22時30分出発。

萩のバスセンターに朝10時過ぎに到着。
11時間近くかかりますねぇ、結構な距離だ… バイクでも途中で一泊位しないと疲れるかなぁ。

まずはレンタサイクルを借りて萩城へ。
レンタルサイクルですが、バス停裏の自転車屋で借りるのがいいかもしれません。
ヘタなところでで借りたら露天保管のサビサビを、同じ値段で借りさせられる事となります……

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小さい小さいと聞いていた萩城天守閣跡
ホントに小さい…

戦国時代、関ヶ原にて毛利輝元が西軍の総大将として失敗。
結果、120万石から37万石に大減封、もう逆らうのはやめるって意思表示か
家康から絞めつけられたのか、天守閣も城壁も非常にミニマムです。

砂浜みたいな場所に作られているので、堀も浅く石垣も低い、全く防御力は期待できません。





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やっぱり低いな石垣。
領地は三分の一になってしまったのに家臣はほぼ全員ついてきたらしいのでマネーが
まったく足りなかったんでしょう……

完全に滅んだ長宗我部よりはマシですが、ちょっと悲しくなってきた。





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天守台より萩の町を望む。

向こうの山からここのお城までが萩です。
予想以上に狭い場所であります。自転車で普通に回れるくらいですので…
観光なら自転車がオススメ。





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毛利輝元公の銅像。
バランス良くカッコイイ像ですな。





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近くにある武家屋敷の中にあった萩城の模型。
堀に水を入れてないせい…かちょっと石垣が高く見える…ような。





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城内をうろつくニャンコ。
掃除のおばちゃんたちのお昼のオカズを狙っておりました。
愛想良く近づくニャンコ。





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お昼はお城近くの定食屋、うに釜飯。
こういう所のは経験上あんまり……なのが多いのですが、コレはいい香りで、米の堅さも非常に良いです。
「うに」なのでちょっとお高いですが。





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腹ごなしも出来たので次は高杉晋作の誕生地へ。
ちょっとした広場に晋作の銅像ありマス。
マゲ姿なのでちょっとイメージとは違う。
後で行く博物館の人の話によると、像の製作者の夢にこの姿で出てきたらしいです。
それで作ったのだとか。

やはり晋作は大人気、やってくる人も多め。
龍馬伝でも1番の男前使ってたしなぁ(笑





■高杉晋作誕生地
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町の中心、家老屋敷のすぐ近くにの町内にあります。
この町内に優秀な人材を集めてたって…言ってた。





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狭いって聞いてましたが、自分から見ると結構広い感じに見えますねぇ。
しかし畳の日本家屋は落ち着く。
ファンの人が家を買い取ったらしく、奥のほうに靴のある玄関が見えました。
どうなっているのか(笑





■木戸孝允(桂小五郎)旧宅015.jpg
ちょこっと雨が降り始めた。





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維新の三傑の一人、木戸孝允の旧宅。
高杉晋作と同じ町内に建ってます。





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同じ町内の建物ですが、高杉家よりは広いです。
桂小五郎…人気は若干…あれなせいか、銅像は無いですね。





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とか思ってたら家の中にあった。
ちっさ!(笑

京都には大きいのありましたかね、たしか。





■円政寺
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高杉晋作、伊藤博文が子供の頃に学んだお寺らしいです。
コレまた同じ町内にあります、木戸孝允宅から数十メートル南。
この町は壁と夏みかんが似合うな(笑





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高杉伊藤両公幼年勉学之所 二孝子祈願之金毘羅社。





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高杉晋作はコレを見させられて動じない心を鍛えられたとか……
子供の頃に見てたら怖いですな…子供の頃は物の見え方も違う。





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1820年に奉納された神馬。
高杉、伊藤ふたりともこの馬で遊んでたとか…
まぁどんな子供でも遊ぶなぁ(笑

ハナの頭はなでられてツヤッツヤッです。
撫でておきました。




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金毘羅大権現大鏡
大東亜戦争中に紛失していた物が最近オークションで出てきて、買い戻したらしいですよ。
ここの住職?らしき人に長ーい説明をしていただきました、半分町内自慢(笑
この町内から近代日本が~ こういう地元人の説明は結構スキデスヨ。




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明倫館
藩校です、江戸時代からあるにしては結構近代的に見えるような。
今でも学校として使用しているので中には入れません。
来る人みんな中に入るのか、注意書きがあった。(笑





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自分が通っていた小学校の冷たいコンクリよりも、はるかに美しい。
まぁ暑かったり寒かったり維持費がかかったりはするんでしょうけど。





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明倫館の道路を挟んで向かい側、萩市民館の前には毛利家の有名な場面の銅像が。
三本の矢デスヨ、忘れてましたよ戦国時代(笑
まぁコレは戦国時代の毛利家の逸話であって、萩にあると微妙に違和感、広島とかならシックリくるけど。
萩はやっぱり幕末の雰囲気が濃いですえ。





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■久坂玄瑞誕生地
吉田松陰に最も認められてたそうな優秀な男。
しかしながら早死しすぎ享年25です。
明治まで生きてたら結構活躍出来ただろうなぁ~。
そんな人いっぱいいますが… だもんでドラマとかでも微妙に印象が薄くなりまする。

こういう所は萩循環まぁーるバスの停留所になっているので
バスで回るのもひとつの手でもあります。
ただ、30分ごとなので微妙に不便?ここもこれだけのために下車すると
また30分待たねばなりませんから。

やっぱり萩はレンタサイクルで回るのが1番だと思います。





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■山県有朋誕生地
日本での地位を極めに極めた男、元帥公爵山形有朋。
ここには何故か、バスで来れません。
山形有朋は何故か人気がない(笑 二回も総理大臣になった男なのに!

司馬遼太郎が皮肉をたっぷり込めて山形有朋を書いてるせいなのか!!
wikiによると、葬儀の時も民の参列者がほとんどいなかったそうな……
歴史ってコワイネ。





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大きな地図で見る

中洲の突端。
城のある指月山があるから、この中州は形成されたそうですよ。
山で土砂が止まってだんだん堆積していったそうな。





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■桂太郎旧宅
日露戦争時の首相旧宅。
萩の建物は全体的にギュゥとしてます。
他の町の70~80%位のサイズ? 密度もあって中々いい(笑
この家も趣があって住みたくなる。





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5時を回っていたので中には入れませんでした。
連休はもうちょっと長く開けてくれないかなぁ~。
ここらへんで、本格的に雨が降ってきた。
まぁ今日の予定はコレで終わりますた、あとは晩ご飯だ。

萩にはメインになるのは海産とウニみたいなんですが、ウニは昼食べたしな…
宿に向かう途中の鉄板焼きやで美味しくいただきました。

すき焼きウドン、味噌焼きウドン、ハマッコリーとか聞きなれないメニューがあったのですが、
この店独特の料理なのか、この地域のものなのかわからずじまい。 食べたけど(笑





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コンビニを探してフラフラ走ると東萩駅に到着。
東萩駅にある萩城の模型。
6分の1サイズらしい。

むむ…

これの6倍かぁ… やっぱりちょっと小ぶりだな(笑
しかしこの造形は結構好みではある。


まだまだ、雨強し。
風呂上り用のアイスを二つ購入し、宿に帰還。
チェックインして、早速お風呂。
雨でびっしょりだったので、最高に良い(笑

ふぅ…
ほっこりで今日は終了~。



二日目に続く。


タグ:自転車 観光
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コメント 2

UP

あれ?てっきり輪行袋に入れてミューを持っていったと思ったんですけど。
ボクもチャリで日本海狙っています。
by UP (2011-05-04 20:28) 

カレー公爵

■UPさん
今思うと持っていこうと思えば持っていけたような…
でもバスだと荷物室でどんな動きをすることやら(笑

日本海…すっごい長距離走れそうですよ。




by カレー公爵 (2011-05-05 03:52) 

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