■2015GW九州北部ツーリング 2日目 その3 [ツーリング]
元寇防塁跡から西へ
次の目的地の前に唐津を目指します。
海沿い
山沿い
山沿い
のどかにバイクを走らせていると頭の中にイケナイ物質がビシバシ放出されていきますわぁ……
暑すぎず寒すぎず…5月は最もバイクに適した季節なのですのう。
唐津では虹の松原なる松の防風林が広がっております。
こんな光景が5キロほど続くのです、走っているのが気持ちいので止まって写真を撮リませんでした。
日本三大松原のひとつだそうな… 海沿いの松原はなんだか懐かしい香りがする。
江戸時代から大名が植林していってるそうですよ。
来る時に通った高い高架道路から見下ろしたら海と砂浜が真っ直ぐ伸びてて美しです。
■唐津城
虹の松原を抜けると小高い山の上にそびえ立つ唐津城。
有料駐輪場にタダで停めさせて頂きましたヤフゥー(*´ω`*)
山の上から眺めるかつての城下町……最高ですな…
と言うか唐津城からの眺めは城の中でもトップクラスに入る様な気がする。
本丸からのながめ…天気が良いと景色もはえる。
ピラミッド発見、浮島だったか何だったか忘れたけど、中央の山にはそういう名称がついてたな。
かなりオススメの城跡からの景色ですのぅ。
唐津七山茶葉使用「お茶ィダー」
お茶にサイダー何だこりゃと思いつつもご当地ものを購入してしまう。
すでにココは佐賀県に入っております、佐賀で有名な羊羹も購入、まわりがカリカリになっているオールドタイプの羊羹。
お茶ィダーはなぜか梅っぽい味がしました…気温も高い時に飲む冷え冷えの炭酸は至高……( ´∀`)
唐ワンくん!!
そうか…ココの守護神だったのか…… 立て看板だけでご本尊は見当たらず。
おじゃましますよってに
天守閣周辺は工事中… ですが内部には入れる模様。
内部にまたまたミニチュア模型、九州には城のミニチュア模型を作る慣例でもあるのだろうか?
ミニチュアは好きだからもっとやれば良い。
さてと…次の目的地のためにもあまり長居もできまい。
つづく
■2015GW九州北部ツーリング 2日目 その2 [ツーリング]
福岡城からの続き、まだまだ石垣続くよ。
10kmほど西に走り博多湾に出ました。
博多湾といえば……大陸から攻めてきたあの帝国ですよ、帝国。
モンゴル帝国(元)が上陸しようとして駐屯した湾ですよ。
この先に数千のモンゴル軍船が停泊していたのでしょうか…
モンゴルに降伏した高麗軍も相当数参加していたようです。
1274年、1281年と2度にわたって侵略してきたのですが2度とも撃退しております。
2度目に至っては…
モンゴル高麗連合軍 合計 戦艦4,400艘140,000~156,989人で攻めてきたのですが
不帰還者は84,000~141,290人にのぼるそうです(ウィキペディアより)
本当に伝説の神風が吹いたのか相当な備えを準備していたのか……
備えの1つとして有名なのがこの元寇防塁。
博多湾の海岸線沿いに築かれており総延長20kmほどあったらしいです。
この防塁のあった箇所は敵兵を全く上陸させなかったそうで、相当有効だったとみえます。
高さ、幅は2mほど、この上から弓や槍なんかで狙われたら近づきたくはありませんのうぅ。
後世に福岡城建設時の石材としてほとんど取り壊されてしまったらしく、奇跡的に数カ所残っているのみだそうです。
今となってはのどかで小島がぽつぽつと見える良い景色の湾でございますよ。
しかし侵略者は撃退したものの当時の鎌倉幕府は御家人たちに褒美も満足に支払えず幕府が弱体化し
滅亡の遠因ともなったそうで…… 歴史と言うのは全く面白いものですよ。
つづく
■2015GW九州北部ツーリング 2日目 その1 [ツーリング]
九州ツー上陸二日目になりました。
ブログに使う写真を眺めていたのですが…
(´・ω・`)…コイツ(自分)城しか行ってねえ……写真が石垣ばっかりではないか……
阿蘇もこの後通るのですが阿蘇周辺以外はほんとに……城…だけ。
九州には…行きたい御城がたくさんあったんや…
意外とと言うか当たり前というか九州は広い…四国より広い。
ですので、できるだけ早朝に出発です、メッシュジャケットでもほんの少し寒いか…程度ですのでちょうど良い。
■福岡城
朝焼けの中の福岡城です。
ココに来るまでは福岡城ってなんだかピンと来ない。
関ヶ原で東軍についた黒田孝高・長政父子が褒美でもらった所領に築いた城です。
この黒田のオヤジは関ヶ原の戦いの最中に東軍のフリをして九州を征服して天下を狙ってみるかイーヒッヒ…と
行動してたそうですが関ヶ原の戦いは半日で終了…石田三成は完全に敗北し徳川家康は完全に勝利(笑
黒田孝高の野望は潰えたのでした……それでも「東軍」として戦ってたわけですから筑前福岡52万石をゲットしたと…
知恵がまわりますのう。
遺構もまばらに残っています。
ワタクシが無知なせいか歴史にあまり出てこないからか、ほとんど印象に残ってない城なのですよねぇ…
熊本の様に幕末に登場すれば知名度も上がったのでしょうけども。
熊本城よりも巨大だったという城跡は現在市民の憩いの公園に…
朝も早くから爺や達がスポーツをしております。
綺麗に整備されて広大な土地は有効活用されています。
天守台も綺麗に残っているのですが……
なんと福岡城は天守閣があったのか無かったのかもはっきりしていないそうです。
そんな事ってあるのかねぇ……50万石オーバーの御城の天守閣の存在がはっきりしないなんて…
しかしココに来る以前の期待度よりは楽しめました…
朝の散歩をしている方々などもいましたが……
あまり福岡市は観光地などとしては力を入れていないのか?と思いました。
市街地から多少離れていますしねぇ…
福岡には「食」を求めてくるのが一番楽しいのかもしれない。
次回は徒歩で公共交通機関を使用して暴食旅に来たいと思います。
次は九州で5本の……いや10本の指に入る「九州行きたかった史跡」に向かいます。
さてどこでしょうか……ヒントすぐ近く。
つづく
■2015GW九州北部ツーリング 1日目 その2 [ツーリング]
まだまだ早朝の関門海峡沿いを南西に進み小倉城に到着しました。
北九州市役所のおっちゃんに市役所の駐輪場を使っていいと言われたので市役所のバイク置き場に駐輪。
この日は平日でもあったので出勤する市役所員と城の写真を撮る怪しげなライダー……
とりあえずバイクを停めたら小腹がすいたので朝食は近くにの商店街にあった一蘭へ。
大阪の道頓堀にも一蘭はありまして数回食したことはあるのですが…まぁ雰囲気で九州のラーメンって事に。
と言うか、早朝すぎて他に開いているお店が無い、一蘭は24時間OPENですので…しかたなくボソボソ
小倉城は「関ヶ原の戦い」で勝ち組の徳川方について出世した細川忠興が築いた城です。
奥方はキリシタンで有名な細川ガラシャ、大阪城の北側に縁のある井戸跡…だったか…があります。
最近キューズモールのできた付近です(笑
高速道路がすぐ横にあるせいか、あの辺りは雰囲気が暗いのだよなぁ。
■虎ノ門口の石垣
関西とも四国とも雰囲気の違う九州の石垣…
やはり土地によって石の雰囲気も変わってくるのでしょうかねぇ…
イイヨイイヨ。
城内には築四百年の八坂神社があり、四百年ということは築城時に建てられたのか。
■八坂神社
http://www.yasaka-jinja.com/
中々の雰囲気のある神社でした。
ボタンを押すと江戸の小倉の街の一日がライティングの調整などで演出される、ミニチュアなどは楽しいねぇ…
城内も中々見るものも多くついつい長居をしてしまう。
説明文などは軽く読んで写真に収めて帰宅してからじっくり読む事にする。
次の目的地の福岡市へ向かいます、時間ももったいないので高速を使ってしまいました。
体力と相談し、本日の宿は福岡市内に決定いたしました。
そうなれば若干時間に余裕ができたので、福岡市から十数キロ南にある太宰府天満宮にやって来ました。
道も混んではいなかったのでまったりと到着。
名前も有名だし1回来たかったのです、でももっと海側にあると思っていたけど。
・太宰府天満宮
http://www.dazaifutenmangu.or.jp/
公式HPの写真がかっこいいな。
参道の中では老舗らしく一番神社に近い「寺田屋」にて梅干しを購入。
名物の梅ヶ枝餅¥120も購入、調べてみるとこのお店がオススメらしい。
直火で調理しているので「外カリ中モチ」が実現できていて非常に美味しいのであります。
撫でると幸運をもたらすという…牛。
なんでもあやかってしまいましょうナデナデナデ。
紅白のハチマ…キ?!祭りのおっちゃん牛や。
もはや皆にナデられてツヤっツヤです。
そのうち鼻の頭に穴が開くのではないでしょうか。
情緒あふるる参道を歩きつつ本殿に向かう。
いやしかし、日本中どこに行っても外国の観光客で溢れておりますね、数年前では考えられなかった事態です。
鷽の像(うそのぞう)
なんだか水木しげるの雰囲気を醸し出していたので妖怪…なのか…と思った(笑
ちゃんと実在する鳥でしたか…
この目にうっとり。
力強いシルエットですのう。
中学生が修学旅行に来ておりました、修学旅行ってGWに来るものだっけか?
かしこみかしこみ申す…って聞こえてきました。
女性ですが巫女では無く神職ということになるらしいです。
http://fff.bi-ki.jp/people/2451/
この人なのかな。
なんだか太宰府の狛犬たちは目ヂカラが非常に強うございました。
悪を払うにはこれ位の威圧感は必要なのか(*´∀`)
当時の時代の風潮によってデザインも違うということか。
絵馬は本殿の裏手に、学問の神様。
太宰府天満宮は菅原道真公の墓所ということですか。
亡くなった時に亡骸を運ぶ牛がココで座り込んで動かなくなったことから
道真公の意思ということで場所が決まった…とか。
戻りに梅ヶ枝餅もういっちょ。
最低二種類は食べないとさっきのが美味しい店なのか比較できないしね。
そこそこ堪能したのでこれから北上し福岡市街のホテルに向かいますよ。
途中に大宰府跡があったけど……また今度(笑
夜の福岡市を散歩。
何故かこのように提灯があると福岡っぽい、他県の方に聞きたいけど…大阪っぽさはどこに感じるのだろうか…
やっぱり道頓堀と新世界の雰囲気とたこ焼きお好み焼き、串かつですかねぇ…
結構な大都市だな…変わった看板も多く屋台通りもあるので徒歩でめぐりたい街ですのぅ。
バイクはまちめぐりにはまったく向かない…メットは面倒、駐車できない…バイクの後ろにダホンを積みたい…(´・ω・`)
お目当てにしていた「らるきぃ」というお店が振替休日…
珍しく九州に来る前から予定していたお店なのに……
あまりのショックで途方に暮れる…
が、
代わりにひとりモツ鍋屋でたらふくイタダキマス、醤油か味噌がありましたが味噌の方が好きなので味噌にしときました。
ハーフおじやセットもつけて1,000円前後だった気がします。
この後は宿に戻り、本日は終了でございます。
つづく
■2015GW九州北部ツーリング 1日目 その1 [ツーリング]
今年のGWはちょいと多めに繋げて取得できる事になりました。
ぎりぎりまで日にちが確定しなかったので少しばかり不安ありでしたが…
しかし無事連休になったので九州辺りに行ってみるべと…なりました。
フェリーの予約状況をネットで確認すると鹿児島の志布志行きがまだある様子…
(数日前からずっと監視していた)
と思い諸情報を入力し購入ボタンをポチリ。
……
予約できない…
どうやらベッドは空いていたが車両は満席だった模様。
むぅ…
全部の情報入力させる前に確認できるようにしてくれ…
PCだとまだいいけどタブレットなんかだと入力が苦痛なのだ。
気を取り直して門司港行きは?と検索したら若干の空きがある模様。
しゃーあるめぃ、九州南部探索から北部に変更や。
下記のルートは当初想定していたルートです。
志布志で下船し、四国経由の陸走で帰ってこようかと思ってました……この時は。
しかたがないので
門司→小倉→福岡→佐賀→熊本→阿蘇→大分→宇和島→四国カルスト→高知→うどん県→大阪
の北部まわりにコース設定、休日足りるだろうか…?
そんなこんなで出発日当日、夕方まで仕事しそのままバイクに乗って南港から名門大洋フェリーで出発、
17時半出港でござい。
奥に見えるのは第二便、たしか19時過ぎに出港だったかな。
2等洋室、狭いっちゃ狭いが…下段だったので全く問題は無い、耳栓もあるので全く問題は無い。
コンセントもついていたのですべてのデジタル機器を充電だ。
座席を確認したらそそくさとお風呂に向かいます。
皆考えることは同じでバイキングで夕食(¥1,550)か、お風呂に殺到しておりました。
それでもお風呂はまあ普通に入れる程度でしたよ、明石海峡大橋が見える手前まで入浴し
アイスを食べながら明石海峡大橋見学、海の上だけあって風強いですのぅ。
熱い体には最高に涼しい風でございます(*´ω`*)
晩御飯はコンビニで買ってあったお弁当、船内の飲み物は定価で売られているので船内で購入しても大丈夫。
そんな感じで就寝。
朝の5時半に門司港に到着。
ちょっと寝るタイミングが遅かったので朝は売店のおねぃさんに起こされた…
(´・ω・`)。。。(あらやだ…まだ寝てる肥満体がいるわぁ)
そう思われたに違いない。
が手荷物は少ないので、すぐに船のバイク置き場に向かう。
まだ全員バイクの前で準備中、降りるとき混雑しなくてむしろ良かったかもしれない。
外に出てみたら小雨が降っているではございませんか。
確かに予報では雨のち曇りとかだったな。
しょっぱな位は快晴であってほしいもの。
そして次々に船から射出されるバイクたち。
皆さんどこぞに向かわれるのでしょうか……
小雨の中を北上中
ほとんど止んでいたので助かった。
ワタクシは門司を北上し関門海峡にやって来ましたよ。
源平合戦の決戦地、壇ノ浦の戦いの古戦場
本当に狭い海峡なのだなぁ、しかも海を見ていると流れが非常に早い。
前に護衛艦も事故ってたっけ?
もう少し先の対岸に彦島なる島があります。
壇ノ浦の戦い時は平家の本陣があったらしい…
幕末の頃には危うく香港の様に英国の租借地になりかけたとか…機会があったら山口側も回りたいと思う。
そして九州側の背後の山には門司城跡があるのだ…
途中まではバイクで登り15分ほど徒歩で上がると山頂には石碑があるのだが…
コンクリの塊、砲台跡?大戦の時には下関一帯は要塞となっていたので遺構がたくさん残っているそうです。
門司城は古城山砲台となっていたそうな。
この城は毛利VS大友の戦で有名だそうですが、ほとんど戦国時代の遺構は残っていません。
そして見晴らしが……いいはずなのに、早朝だからか真っ白…下には海峡が見えるはずなんだけどなぁ、ガックシだ。
妄想力で補完するしかあるまい( ´∀`)
下山中。
中世山城の雰囲気は少しは残っているだろうか…
早朝は清々しくて良いですなぁ、日没時だったら妖怪が出る…ハズ。
ほんの少し標高が下がったら視界が晴れた、本当に山頂にだけ雲がかかっているのだな。
奥は山口側、早朝なのに交通量多い。
関門海峡はこれで終わりまして次は小倉城に向かいます。
幕末に戦場になった場所で高杉晋作がびわを鳴らしながら落とした城で有名です(嘘
龍馬伝?だったかでそんな描写があった様な(笑
こんな感じで城ばかり巡ったので興味のない人にはまったく面白くない内容になっております(毎度のことですが)
つづく