■隠岐キャンプツーリング その12「島前 西ノ島周遊その2」

■隠岐の島キャンプツーリング目次




アイス休憩を終えたのち、また観光に出立。
近くには後醍醐天皇が腰掛けた岩があります。

後鳥羽天皇の約100年後に後醍醐天皇がこの島にやってきます。
一度、鎌倉幕府を討伐しようとして失敗、隠岐に流刑。
だがそんなものでは諦めずに隠岐を脱出して大山の城に立てこもります。
そこから足利尊氏を味方に引き入れ、ついには鎌倉幕府を討つことに成功…。
なんともアグレッシブな天皇…

2千数百年以上、どんな強大な権力者が出てきても天皇家は滅ぼされずに存続してきました。
その権力者の地位を指名するということで長い戦乱の世界を生き延びてきたのですねぇ…
本当に変わった制度というか関係性。

六波羅探題、楠木正成、赤坂城…
このあたりは昔の教科書に出てきた覚えがあるなぁ。
そんな文字だけでは何も実感できない、現地に来て多少なりとも距離感、スケール感などを体感して
興味とモチベを維持するのがワタクシの趣味です。

日本中どこにでも山城、遺跡、神社仏閣があるので歴史を絡めて行くと本当に楽しくなってくる。
ここにご当地グルメなんかを追加するともう本当に時間が足りない、更にバイクで田舎なんかに
行くと人もほとんどいないし最高だ(ヽ´ω`)



近くの湾の住宅街の中にポツリと存在しています。
後醍醐天皇が隠岐を脱出する時に船を待っていたと、その時に腰掛けていたのだそうだ。
こういう辺鄙なところにあるものは結構信憑性があると信じております。

後醍醐天皇が脱出した、その湾。
隠岐は本当に海が綺麗でした、沖縄に負けじ劣らず。




バイクで来れないことはないが、再訪するかといえばそれは(*´Д｀)どうだろうか。
家族連れか、大人数で海水浴や釣りなんかを楽しむ諸島のような気がしますな。






お昼は喫茶店でカレー、サザエが入ってました。
目星を付けていたご当地ぽいお店はどこもかしこも閉まっていた。

お盆時間が流れているのだろう…離島だと更にその流れは濃くゆっくりである(*´ω｀*)
だがカレーはお世辞ではなく結構美味しかったので良かった。






たくひ神社　→　アイス休憩　→　後醍醐天皇腰掛岩　→　喫茶店　→　イカ寄せの浜




喫茶店のあった港の近くにイカ寄せの浜なるものがあります。
明治、大正、昭和の初期までここに大量のイカが押し寄せてきて、素手も捕れるほどだったそうです。
http://www.town.nishinoshima.shimane.jp/midokoro/miru/138
実際に平成18年にイカが大量に押し寄せ、それらの話が実証されたそうな。

なぜイカが押し寄せるのかはわかっていないという、不思議ですのう。
靴でも捕れる程に陸まで上がってしまうというのだから。





コンパクトな島である(*´Д｀)　生活するとなると大型バイクなど必要はないな。
燃費の良いカブなどが良さそうだ、レンタルカブがほしい所。




さてと西ノ島最大の観光名所、摩天崖にやってきました。
隠岐諸島でも１、２を争う有名所。
標高も高くなってきて景色も非常に美しい。




摩天崖の入り口、馬などが放牧してあるので柵がおいてあります。
入るときは閉めていきましょう。




崖の上を芝がなだらかに敷いてあります。
高所の牧草地は景色もよく癒やされるわぁ。




骨太な馬たち。
ストレスも少ないのかムチムチに育っているでぇ。





しかし悪天候のときはどこにいるのだ君たちは。




これだけ見晴らしも良かったので旧日本軍の監視所跡がありました。
窓だけ地上に出ていたそうです、おそらくこれが崩れた屋根かと思われます。
なぜにこんなに砕けているのだろうか、コンクリなら相当頑丈なはずだけど。






隠岐諸島の海岸線沿いはなんとも荒々しく魅力的な形状をしている。
何よりも天気が良くて素晴らしい。
たまに黄砂が飛んできて霞んでいるらしいが本日は晴天だ。




車よりも全天の景色を体感しながら走ることのできるバイクは本当に良いものだ。

天気さえ良ければ(ヽ´ω`)つ









つづく
https://chicken-drive.blog.ss-blog.jp/2019-12-24

タグ：2019隠岐ツーリング 島根 離島 キャンプ ツーリング